トップページへ
ネット21とはのページへ
会員一覧のページへ
無門塾のページへ
理事長だよりのページへ
人を偲ぶのページへ
その他の活動のページへ
リンクのページへ
お問合わせのページへ
二十一世紀情報産業
ネットワーク協同組合
170-0012東京都豊島区
上池袋4-12-13 2F
電話03-5567-0930
Fax03-5567-2618
21世紀情報産業ネットワーク協同組合
理事長だより:NET21ワールドレポート
2007/01/24(553)
 おはようございます。テレビの影響で納豆が品薄らしい。朝ごはんの定番なので、どこの家庭でも常備されていると思いきや、不思議な現象。「あさごはん」を食べない人が多い、という証拠でもある。昭和の哲人、「中村天風」先生によると、人間は起きてから数時間は、食物を消化する酵素などが活発でないので、起きてすぐの朝ごはんは、体によくない、との説を唱えておられたけれど。それにしても、世の中「ダイエットブーム」。テレビや雑誌で「この方法で何キロ痩せた・・」などの記事を見ない日がない。でも、「よ〜く、考えよう・・・」、ではないけど、太るのは、食べすぎなのだ。山で遭難して、チョコレートと水で何日も過ごした人たちに、太った人はいない。別に、ザックの中に納豆を常備しているわけではないけど。お金をつかって好きなもの喰って、太って、またお金をつかって、いろいろなダイエットに費やす。自分で自分を往復ビンタしているようなもの。でも、人間って、いつまでたっても、そんなことをやる動物かもしれない。

先週改装中の天真庵の土間を掘ると、黒い土がでてきた。60年前の「東京大空襲の時に焼け野原になった時の焼けた土」。コンクリートばかり敷き詰められた都心では、忘れられていますが、ぼくたちが住むこの東京も60年前には、そんな悲劇があり、それを踏み台として、「今」があるのだなあ、と考えされた。「脳化社会」というか、これもひとつの「バーチャル世界」だと、ふと思った。

江戸時代には「江戸しぐさ」というのがった。混雑する浅草などの雑踏では、お互いがすれ違う場合に「右肩をひく」とか、雨が降った時は「傘かしげ」といって、傘をお互いに斜めにして、すれ違いやすくしたり、「人と人の間」みたいなものをすごく大切にしていた。天真庵の入り口のドアを、般若君と中西君が打ち合わせをして作成するようになった。ちょっとノスタルジックなドアでいこうと思ったのだが、ちょっと危険なので、やめた。ドアを店の中から開けた瞬間に、自転車とぶつかる危険があるのだ。さすがの下町も、江戸しぐさの時代から、時間が経過して、猛スピードで走る猪みたいな人が多くなった。最近は「男が運転が下手になった」とよくいわれる。ゲーム機でレースなどをやった世代は、バーチャルとリアルの境目がなくて、現実の世界で、ブレーキも踏まずに交差点を曲がったり、追い越したり、することが多いらしい。

まだ、「長屋茶房・天真庵」は建築中で春のオープンを待っている状態。でも、お店のHPhttp://www.tenshinan.jp/cafe/の基本もできたし、改装している毎日も画像で見れる。でも、最近このサイトを見て、珈琲豆の注文をいただいたり、ギャラリーの問い合わせがあったり、訪問者があったりする。よくよく気をいれないと、あの世(実相の世界)なのか、この世(現象の世界)なのか、区別がつかないようなことも多い。昨日は現場で、みかん君が珈琲を入れた。モカイルガチェフG1の甘い香りが、すすだらけの長屋をつつんだ。これは「現実」。一杯の珈琲が幸せをつくっていく。中西君、林君、みかん君や、毎日日替わりで参加してくれる人たちと現場で、おにぎりを食べたり、珈琲を飲んだりするのは、ほんとうにおいしいものだと思った。もしかしたら、開店してしまったら、みんなつまらないかもしれない。

バラバラ殺人や、政財界の汚職、学校や会社や家庭の崩壊、この閉塞感・・・・・世の中あまり暗い話が多いけど、大切なのは、やはりひとりひとりの「思い」だと思う。平成というのは、世の中が大掃除で、平たくなること。ひょっとしたら、また焼野原になるようなことがあるかも知れないけど、そんな時は、焼かれた黒い土の上にたって、また明日に向かって歩いていけばいい。昔の人がそうしたように。笑ったり、泣いたりしながら、生きていけばいい。でも人と人が、もう少し真剣に対話していくことを、忘れてはいけないような、そんな気がする。

感謝/野村拝


▲ページのトップへ
Copyright (c) 2005 NET21. All rights reserved.